ユーリの一息つくブログ

いつも書いてるブログがお堅い漢感じなので

藁の楯って映画見たことある?

なんか真夜中の更新が多くなりそうな、このブログ(*_*;

1日を振り返るのこの時間なるんですよね。

この記事は、別に今日の振り返りじゃないんですけど

 

藁の楯って映画を見たことありますか?

この映画、20歳の時に見に行ってるんですね。

しかも、なぜか父がどうしても見たいってことで、

見に行った映画だったので、なにげに印象強くて

内容を覚えてるんですが、、、

 

もう、僕の大好きな藤原竜也が強烈で(笑)

この映画をきっかけに好きになった部分もあります。

 

あらすじは、引用で失礼します汗

 

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この男を殺して下さい。名前・清丸国秀。お礼として10億円お支払いします。」という衝撃的な広告が全国の主要な新聞に一斉に掲載された。掲載主は政財界の大物・蜷川で、自分の愛しい孫娘を殺した清丸の首に懸賞金をかけたのだ。

隠匿者にまで命を狙われた清丸は逃亡先の福岡で自首。警視庁は清丸の身柄を48時間以内に東京に護送すべく、銘苅・白岩など5人の精鋭を護衛に付ける。更に機動隊員350人で高速道路を東京に向け出発する。しかし清丸への憎悪と懸賞金に目がくらんだ一般市民だけでなく、警察官・機動隊員までもが清丸をつけ狙う。

 

藁の楯『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。最終更新 2017年6月29日 (木) 16:28 UTC, URL藁の楯 - Wikipedia

 

あらすじは、引用のとおりです。

清丸を藤原竜也が演じています。

 

いやー、もうクズなんですよ・・・

ここまでクズを演じきれる俳優も珍しいですよ(笑)

・DETH NOTEのキラ

カイジ

・サンブンノイチのシュウ

今度出てる映画「22年目の告白」

もう、好き・・・(笑)

最近のマイブーム藤原竜也のモノマネw

 

ちょっとズレましたが汗

 

この藁の楯は、見ながらなんで容疑者をさっさと引き渡さないんだ!

そんなシーンしかないんです・・・

それでも主人公の銘苅は、清丸を護衛していくんです。

それ以外のキャラクターも個性的で

どのキャラクターにフォーカスしても

出てくるのは、胸糞悪いというか不快感がわいてくるんですね、

 

この銘苅さんのジレンマたるやすごいものだと感じます。

以後ネタバレ注意!!

 この記事では、清丸と白岩にフォーカスした内容を書こうと思います。

銘苅にフォーカスしてみるのも良いのですが、

少し僕自身が現状、白岩に近い環境にいるので、

フォーカスしてみるこにします。

 

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まずは、清丸!!!

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やはり、このキャラを除いて語れないのが、この映画!

少女暴行及び殺害の罪を犯して裁判所への護送から始まるですが

ただの少女暴行殺害なら話は、ここまで飛躍しません!

問題は、虻川が10億という懸賞金をかけたこと!

まず、懸賞金ってのが難しい話ですが

細かいこと言うと映画の面白味にかけるので(笑)

一時期、シリアルキラーについて興味を持ち調べたことがあるのですが

清丸のような殺人鬼に近いシリアルキラーが多数存在しています。

おそらく、清丸のモデルはその中の数名だと思うのですが

シリアルキラーの特徴として罪の意識が極端に薄いのです。

この藁の楯の最後の清丸のセリフが

後悔、反省しています。どうせ死刑になるなら、もっとやっとけばよかったかなって

当時、劇場で見た自分としては、衝撃でした!

この、裁判までの間の出来事で反省して罪を償います的な展開を期待する

そんなムードが裏切られる・・・

反省してます。間があってこの言葉・・・

すさまじいインパクトでした。

日本のシリアルキラーに似たニュアンスの言葉を遺した死刑囚がいます。

果たして言葉として定義して良いのか悩むとこですが・・・

 

宅間守・・・付属池田小事件

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幼稚園ならもっと殺せた

 

このセリフに似たニュアンスの言葉を遺したシリアルキラーは、まだまだいます。

上記のように罪の意識がは、感じられません

世界に比べて日本は、シリアルキラーが少ないのですが

昨今、増加の傾向にあるのです。

正確にいうなら日本の昨今シリアルキラーとして認識されているのは、

スプリー・キラーと呼ばれています。

なので、シリアルキラーに馴染みがない日本人の僕は、(馴染みある方が問題ですね汗)

大きな衝撃を受けたのだと思います。

自分なりの考察なのですが、人間である以上

なにかしら猟奇的な部分を持っている可能性は、否めません。

しかし、日本という統治が行き届いた環境だから少ないだけと思うのです。

どれだけ治安が悪いといっても海外に比べたらかわいいものです。

その猟奇的な部分が爆発したのが清丸だと思っています。

 

そして白岩・・・

 

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松嶋菜々子が演じる白岩、

原作では、男性です。

かなり腕利きの優秀なSPとして、活躍します!

その中で僕が気になったのは、忠誠心です。

銘苅は、ジレンマの中で任務遂行という形で正義に落とし込みました。

その部下の白岩のジレンマは、なんだったのか?

上司への忠義と倫理観など様々な要因に揺さぶられる立ち位置だっと思います。

そして、銘苅と同じく忠義を貫き殉職という結末でした。

上司が銘苅でなければ・・・

ブレのない上司だから付き従ったのだと思います。

倫理観の面で考えていくと、正義とは?

そんな堂々巡りするような状況、

自分も現状が近い立場に置かれているのですが、

上司の行動にブレは、一切ありません

しかし、自分の中の倫理観に大きな揺らぎがあります。

その状況下で白岩は、なにを持って正義に落とし込んだのか・・・

劇中、感情の見えない白岩、

その見えない感情に渦巻いていたジレンマに興味を惹かれ

銘苅でなく白岩にフォーカスしました。

彼女の思う正義、倫理観とはなんだったのか

この作品の中の面白い視点だとおもいます。

それぞれのキャラの正義、倫理観、忠義

そして、守り抜いたものは、、、どうしようもない容疑者

銘苅のジレンマは、消えることのないジレンマとして

 

正直、見ている側として清丸を殺してくれと

思う感情が強なりすぎて、

かなり極端な見方をするかジレンマとしてとらえるか

分かれる作品だと思います。

 

思ったより長い記事になりましたが

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

藁の楯

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藁の楯 (講談社文庫)

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